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能・観世流の秘伝書『風姿花伝』を、渡辺淳一が現代語で解説。
人生で「花」を咲かせるための普遍的な教えを今に伝える、導きの一冊。
観世流・木月孚行(きづき たかゆき)師が舞う伝統的な日本の美と、現代的な映像表現を組み合わせた表紙映像に加え、能「羽衣」の抜粋を特典映像として収録。渡辺淳一の深い洞察とハイクオリティな映像を、電子書籍というパッケージに綴じ合わせることで、日本の伝統文化・能の可能性を世界へと広げる一冊です。

シテ:木月孚行(重要無形文化財総合指定保持者)
映像演出:高松明子(THE DIRECTORS FARM)
題字:矢部澄翔

600年以上の時を経て受け継がれてきた能・観世流の秘伝書『風姿花伝』は、ただ芸能の枠に収まるものではなく、一人の人間が才能を磨き、人生において「花」を咲かせるにはどのようにすべきか、また、そもそも「花」をどのようなものとして捉えるべきかを教えてくれる、導きの書である。本書は、そうした『風姿花伝』の本質を、現代語での解釈を介して理解するとともに、観世流という一流派を天下のものとして盛り立て、名を成した観阿弥、世阿弥親子の、現代の企業経営にも通じる処世の術を眼前に引き出している。

渡辺淳一 (わたなべ じゅんいち)

1933年、北海道生まれ。札幌医科大学卒業後、同大学の整形外科講師を務めたのち作家生活へと入る。70年、『光と影』で第63回直木賞受賞。80年、『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞受賞。医学を題材としたものから歴史、男女の愛を描く作品に伝記小説と、多彩。代表作に『死化粧』『失楽園』『うたかた』『化粧』など。